
マクラーレンはMcLaren P1 GTRの製造をまったく計画していませんでした。しかし、P1の納車が始まるとそのオーナーたちから、究極のサーキット専用バージョンを求められたため、エンジニアたちはその挑戦に応えるべく立ち上がることとなり、公道車の規制に左右されない限界なきパフォーマンスを発揮するMcLaren P1 GTRが誕生しました。
P1オーナー限定のGTRの生産は、375台目にして最後となったP1ロードカーの完成と同時に開始しました。すべてのP1 GTRオーナーに、世界各地のFormula 1™サーキットのイベントや、McLaren Racingのドライバーシミュレーターや専属レーステクニシャンチームへのアクセスなどの限定のドライバーズプログラムに参加できる特典が自動的に提供されました。
McLaren P1 GTRのミッドシップV8エンジンは最高出力1,000 PS (986 bhp) を発生します。大型のリアフェンダーにはFormula 1™由来のドラッグ・リダクション・システム (DRS) が組み込まれ、排気システムには専用開発されたストレートカットのツインパイプデザインが採用されています。
マクラーレンチームはあらゆる手段を講じてGTRの卓越性を追求しました。P1のサイドミラーをドライバーの目の高さに近くなるように再配置して空気抵抗を低減させるなど、その徹底的なこだわりによって驚愕のマシンを生み出しました。

