McLaren 600LT Spider

600LT Spider

Lighter Comes First

すべてのロングテールに共通する特徴が軽さです。ありのままのパフォーマンスと極めて鋭い操作性の役に立たないものはすべて排除されています。600LT Spiderの開発チームは軽量化の極限を追求しました。そして、極限をさらに押し上げました。600LT Spiderは、モノコック「タブ」モノセルIIを軸に組み立てられています。すなわち、土台からして極めて軽量だということです。ここに、75kgに満たないクラス最高のシャーシが取り付けられ、全体で21kgの軽量化に貢献するカーボンファイバー製レーシングシートが装備されました。マクラーレン史上最軽量の鍛造合金ホイールには、特注のPirelli P ZERO™ Trofeoを装備し、さらに17 kgの軽量化が図られました。開発チームは容赦なく重量を削る方法を追求しました。グローブボックスとドアポケットさえ排除されています。この飽くなき追求心がクラス最軽量のマシン、すなわち、わずか8.4秒で時速0kmから200km(0マイルから124マイル)まで加速するマシンを生み出したのです。

McLaren 600LT Spider
圧倒的なパワーを秘めたベース構造

600LT Spiderの中核を担うのは、同クラスの中で唯一無二のカーボンファイバー製「タブ」モノセルIIです。すべての中心にあるこの驚くほど強堅で丈夫かつ軽量なモノコック構造は、ありのままの高いパフォーマンスを発揮するマシンを生み出すための理想的な土台となります。マクラーレンは1981年にこの技術を発明して以来、絶えず改良を繰り返し磨きをかけています。75 kgに満たないモノセルIIは、パフォーマンスを向上するために削減できる最後の1 gにまでこだわって生み出された構造です。さらにモノセルIIは、極めて精度の高いブレーキ性能と、まるでテレパシーで意思の疎通が図れているかのような圧巻の操作性を可能にします。600LT Spiderの構造自体に圧倒的なパワーが秘められていたため、リトラクタブルハードトップを採用するにあたり、強度を上げるためパーツを追加する必要は一切ありませんでした。つまり、600LT Spiderには、600LT Coupeの無駄を極限まで排除した設計がそのまま継承されています。

McLaren 600LT Spider
レースを重視したインテリア

ディヘドラルドアを開ければ、レースで勝つために作り込まれたインテリアが姿を現します。極限まで機能性が重視されていますが、マクラーレンのスポーツ・シリーズのすべてのマシンに期待される実用性と高い品質も考慮されています。無駄を一切排除したダッシュボードとドアのトリムはエレガントに仕上げられています。通常スイッチで操作する数多くの機能が7インチのマクラーレンIRISタッチスクリーンに集約されているため、このスクリーンはインフォテイメントハブとして機能します。またスイッチを排除することでスイッチ分の重量が削減されています。インテリアの大部分が軽量Alcantara® で仕上げられています。キャビン内のほぼすべてのスペースを占めるのは、McLaren P1™ から受け継いだハーネス装着対応のシートバックが固定されたカーボンファイバー製レーシングシートです。カーペットもドアポケットも装備されていません。圧巻の視野を確保するため、大きなフロントガラスと高さのないダッシュボードが採用されています。ドライビングシートに身を沈めたその瞬間に、ドライバーはこのマシンがサーキットのためのマシンであることを感じることができ、競争心を掻き立てられるでしょう。

McLaren 600LT Spider

秘められた可能性を解き放つ

急なコーナーや過酷な路面では、真の実力が試されます。600LT Spiderには、どんな過酷な状況もものともしないサスペンションジオメトリーが採用されています。McLaren 720Sのパーツを受け継ぎ、最新の鍛造アルミニウム設計が採用された600LT Spiderのフロントトラックは10mm幅が広く作られているため、フロントエンドのレスポンスが実現され、ステアリングフィールがワンランク上に引き上げられています。リアジオメトリーもまた、ダイナミックな機能とドライバーに秘められた可能性を最大限に発揮させます。直線とコーナーの両方を高速で疾走することを可能にしつつ、急ブレーキ時のピッチとスクウォート(上下運動)を最低限に抑えます。さらにアップグレードされたサスペンションジオメトリーに合わせ、独立型連続アダプティブダンパーとアンチロールバーにも入念な改良が加えられています。これらすべてがそれぞれの役割を果たすことで、LTだけが持つドライバーを夢中にさせる魅力が生み出されています。圧倒的な魅力を持ちつつ、乗りやすいのもまたLTの魅力です。

 

McLaren 600LT Spider
すべてが勝つために

600LT Spiderは、既成概念を徹底的に書き換えます。10本スポークの鍛造アルミニウム製ホイールは、これまでスポーツ・シリーズに装備された最軽量のホイールです。細部まで考え抜かれた特注仕様で、ばね下重量を大幅に軽減し、操作性と乗り心地を改善します。600LT Spiderではこの極めて強堅なホイールに特別に開発されたPirelli P ZERO™ Trofeo Rタイヤを組み合わせ、17 kgの軽量化が図られています。また、オプションのチタン製ホイールボルトを装備すれば、さらに0.42 kg重量を軽減できます。さらに、極めて軽く驚くほど高い性能を発揮する5本スポークの設計をオプションで選択することもできます。

McLaren 600LT Spider
さらなる軽量化の追求

極限の先にあるさらなる極限を目指し、限界を押し上げるMSOクラブスポーツ・パックはロングテールの精神に忠実に従った、600LT Spider向けにカスタマイズされた仕様です。この仕様は、すでに最軽量のオープントップの称号を得たマシンからさらに8.1 kg重量を削ぎ落します。軽量化のみを追求したこのアップグレードには、McLaren Sennaから継承した最先端のダブルスキンシェルで仕上げられた超軽量カーボンファイバー製レーシングシートが含まれています。カーボンファイバー製のパーツは、インテリアのあらゆる部分に使用されているだけでなく、ルーフやキャントレールにも採用されています。さらに高速走行時にホイールアーチ内の空気圧を軽減する特殊なルーバーが装備されたカーボンファイバー製フロントフェンダーは、1.2 kgの軽量化に貢献しています。

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