マクラーレンが50年間のモータースポーツ活動で成し遂げた技術革新はロードカーへと向かい、650S Can-Amという比類なきスーパーカーを生み出しました。
650S Can-Amではマクラーレンの豊富なレーシング・テクノロジーがドライブする楽しさの創造に充てられました。軽量カーボン・ファイバー・モノセルの中に座ると、完璧なバランスで搭載された背後のV8ツインターボ・エンジンが、きらめくようなドライビング・エクスペリエスを味あわせてくれます。650S Can-Amを手に入れるということは、当時ライバルから恐れられていたマクラーレンのカンナム・レーシングカーの速さを満喫できる、またとない手段なのです。
軽量で強く、信じられないほど剛性の高いカーボン・ファイバー・モノセルが 650S Can-Amのコアとなります。
50年前、ブルース・マクラーレンは重量を最小化して出力を最大化したマクラーレンのレーシングカーを設計しようと懸命に努力しました。今日では素材が変化しましたが、そのフィロソフィーや思いと同様、軽量カーボン・ファイバー・モノセルが650S Can-Amの抜群のパフォーマンスのカギになっています。重量わずか75kgというモノセルが、485PS/tという圧倒的なパワー・ウエイト・レシオや0-100km/hの加速でわずか3.0秒という数値に寄与しています。
ひときわ強く、剛性の高いモノセルは、乗員の衝突からの保護にも抜群の効果を発揮します。つまり、このリトラクタブル・ハードトップのスーパーカーはマクラーレン・スーパーシリーズのクーペモデルと比較しても堅牢性で劣らないのです。スチール製やアルミ製のボディで作っている他社のマシンと比較しても、スパイダーのボディはこれ以上補強材を設けて強度を高める必要がなく、それでいて重量は最低の40kg未満のままです。
頼りになるモノセルの強度は、サスペンションを調整する上での完璧なベースにもなります。つまり、650S Can-Amのレーシングカーのようなコーナリング能力や荒れた路面での追従性も、このモノセルが寄与しているのです。
リトラクタブル・ハードトップはクーペの優雅さとスパイダーの楽しさを併せもっています。
リトラクタブル・ハードトップはクーペの外部との遮断性や安全性と、スパイダーの開放的なスリルのどちらも選ぶことができます。30km/h以下の速度でボタンを一押しすれば、ルーフは17秒以内に昇降します。
ルーフを下ろさずにMcLaren 650S Can-Amの3.8リッターV8ツインターボ・エンジンのサウンドを聞いていたいと思うときは、熱線の入ったリアスクリーンを電動で下ろすことができます 。その結果、ボタンを押すなどドライバーの操作は増えますが、風の巻き込みが大きくなることはありません。
650S Can-Amのリトラクタブル・ハードトップはユニークなカーボン・ファイバー製。軽量素材のため、電動ルーフメカニズムを搭載しているにも関わらず、スパイダーは650Sクーペと比べて40kg程度重くなるだけです。このリトラクタブル・ハードトップはクーペとスパイダー両方のベストな世界を生み出します。
パフォーマンス | |
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最高速度 | 329 km/h (204 mph) |
0-100 km/h (62 mph) | 3.0 s |
0-200 km/h (124 mph) | 8.6 s |
0-100 mph (161 km/h) | 5.8 s |
0-60 mph (97 km/h) | 2.9 s |
0-400 m (¼ MEILE) | 10.6 s @ 222 km/h (138 mph) |
0-1,000 m | 19.0 s @ 279 km/h (173 mph) |
エンジン | |
総排気量 | 3,799 CM3 |
種類 | 90度角V8 |
技術 | ツインターボ、ドライサンプ |
バルブトレイン | 32 バルブ、DOHC、VVT |
内径 x 行程 | 93 mm x 69.9 mm |
圧縮比 | 8.7:1 |
レブリミット | 8,500 |
最高出力 | 650PS (478KW) 641HP @ 7,250RPM |
最大トルク | 678NM (500LB FT) @ 6,000RPM |
ホイールとブレーキ | |
ホイールサイズ | (V/H) 8.5” X 19”/11” X 20” Zoll |
タイヤ | PIRELLI P-ZERO CORSA |
タイヤサイズ | (F/R) 235/35 R19/305/30 R20 |
ブレーキ | ディスク式カーボン・セラミック・ブレーキ |
ブレーキサイズ | (V/H) 394 x 36 mm/380 x 34 mm |
ブレーキキャリパー | (F/R)6 ピストン /4 ピストン |
ブレーキング | |
200-0 kph (124-0 mph) | 124 m (407 ft) |
100-0 kph (62-0 mph) | 30,7 m (101 ft) |
サスペンション | |
マクラーレン・プロアクティブ・シャシー・コントロール 独立懸架ダブル・ウィッシュボーン・サスペンション | . |
ダンピング&ロールモード | NORMAL, SPORT & TRACK |
効率性* | |
CO2 排出量 | 275 g/km |
燃料消費(統合サイクル) | 11,7L/100 km (24,2 mpg) |
レシオ | 485PS/TONNE (478HP/TONNE) |
1馬力当たりCO2排出量 | 0.42G/KM PER PS |
車両ダイナミクス | |
ブレーキステア付オープン・デファレンシャル | . |
パワートレイン・モード | WINTER, NORMAL, SPORT & TRACK |
ドライバー支援 | ABS、トラクションコントロール、ESC、ローンチコントロール、ブレーキステア |
容量 | |
燃料タンク | 72 リットル |
エンジンオイル | 8.0 リットル |
クーラント | 26 リットル |
ウォッシャーフルード | 4 リットル |
重量 | |
DIN 重量 | 1,468KG (3,236LB) |
乾燥重量 | 1,370KG (3,020LB) |
乾燥重量* | 1,341KG (2,956LB) |
重量配分 | (F/R) 42%/58% |
ステアリング | |
パワーステアリング | 電動油圧式バリアブルレシオ |
ターン | ステアリング・ロックトゥロック 2.66回転 |
最小回転半径 | 12,3 m |
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